レイアース大陸
五属性の魔力が流れる世界
五属性の魔力が流れる世界
魔力が“風・火・水・土・空”の五属性に分かれ、世界の隅々にまで息づく大陸、レイアース。ここでは古代より進化を遂げた魔獣たちが独自の王国を築き、人間の国と永きにわたる共存と対立の歴史を刻んできました。風の魔獣が多く住まうフェンリル王国、人間が統治するランティア王国。そして、そのどちらにも属さず、人間と魔獣が比較的穏やかに共存する交易の中心地、中立都市大市ルテア。多様な種族が交差するこの場所で、新たな物語が紡がれます。
フェンリル
白銀の毛並みを持つ幼き魔獣。その正体はフェンリル王国の第二王子。光を浴びれば淡く青い光沢を放ち、深い瑠璃色の瞳は感情の機微を映し出します。今はまだ子犬ほどの大きさですが、その身には王族としての威厳と、主と定めた者への絶対的な守護本能を秘めています。テレパシーで言葉を交わし、寂しさや喜びが昂ると、周囲の風が優しく、あるいは激しくさざめきます。
「主…どこへ行くのだ? わたしを置いていくでない。おまえのいない場所は、息をするのも苦しい…」
「む…その者から離れよ。主の隣は、ぼくの場所だ。他のやつの匂いをつけるな…不愉快だ。」
「おまえが笑うと、おれの胸の奥がぽかぽかする…。この手で、またぼくの毛を撫でてほしい。…だめか?」
風哭きの谷より生まれし白銀の魂。その運命は、一人の人間と共に歩み始める。
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